アガデス~オクラン 315Km(SS283Km)
レース中、私の左足の下から異音が響いてきた。
「ギギギギッ」「ゴゴゴゴッ」とだんだん激しさを増し、耳に音が絡んで落ち着かない。
今日はマラソンステージなのでエアメカは来ていないが、オクラン到着後、サポートカミヨンに乗っているメカニックに相談してみることにした。
「ミッションだ。すぐに交換しないと、明日このまま走っていたらリタイヤになるだろう」
え~っ、思っていたより痺れる状況・・・・。
砂漠の神は、なぜ次から次へと試練をお与えになるのだろう・・・・。
“リタイヤ”という4文字が頭の中で増殖しかけたが、幸いにも彼らのカミヨンにはスペアのミッションが積んであるそうだ。時間のかかる作業だというのにメカニック達は快く引き受けてくれた。 心の底から感謝。
パリダカは競技者にもマシーンにも過酷なレースだ。毎日何かにぶつかる。ぶつかるから何らかの解決方法を探り経験値を上げていく。
そうやって毎日少しずつ成長し、その分だけ完走に近づくのだろう・・・・。
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