ガオ~ムナカ 340km(SS332km)
レース6日目。
当初予定されていたルートは、ガオからムナカまでの736kmだった。
しかし、民族紛争によりニジェール国内の情勢が悪化したため、オーガナイザーは安全を優先し、コースを大幅に変更した。
そのため、レグ6をガオからムナカまでの332km。レグ7をムナカからタウアまでの396kmとし、当初の予定を2日に分けて戦うことになった。
SSの距離が短くなった分いくらか気持ちも楽になり、友川は快調というリズムに乗ってハンドルを握っていた。スタートから170km地点からルートは完全にオフロードに変わったが、友川はリズムを崩すことはなかった。
ついに会心の走りでカミヨン3台と4輪も3台抜かす!!
「まこねぇ、ブラボーッ!」
250kmを過ぎてもこんなに調子よく走っているのだ。今日は順位を上げられるだろうと期待していた。
ところが、260kmを通過したあたりで痛恨のスタック。せっかく抜かしたさっきの6台が、あっという間に通り過ぎて行った。
「これがレースってもんさ!」
「この砂掘りがなかったらパリダカの楽しみが減るってもんよね!」
2人で負け惜しみを吐きながらタイヤの空気を抜き、手も足も使って砂を掘った。
それでもブリーフィングに間に合う時間にキャンプ地に着いた。
こういう日は夕食も楽しめる。パリダカのご飯はオーガナイザーがフランス人だけあって、ワインまたはビール、前菜、メインディッシュ、デザート、コーヒーと、なかなか豪華だ。
今夜は篠塚氏と増岡氏の席にお邪魔して、一緒にチキンをつつき、ワインを味わった。
篠塚氏は今日のSSをトップで走り切ったそうだ。とても満足そうにしている。同じ日本人として誇らしい!
私たちはというと、スタックのロスタイムがあったが、なんと、74位!
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